こんにちは、岡田奈美子です。
今日は、今までに出会った敏感な個性の人達の知られざるステキな一面をお伝えします。
(個人を特定する情報をさける為、幾人かのケースをまとめています)
キッカケは「過敏で、すぐしんどくなる子がいて…。いい子なんですけど」から始まることが多いです。
どんな状態かというと・・・
クラスにいると、頭がイタイ、お腹がイタイ、とよく言って保健室に行くなど。
病院に行っても、別にどこも悪くなく「ストレスをなくして、よく休んで下さい」とお医者さんから言われる。
「そんなにストレスあるのかな?」と不思議に思いつつも、十分休んで学校に行くと、またしんどくなるの繰り返し。
部活では、楽しそうに過ごすし、週末も元気。
だから教室でしんどそうにしていると「勉強が嫌で、仮病使ってるのでは?」と言われることもある。(そんなことはないので、誤解ですが)
コミュニケーション面に困るところはなく、むしろ友達から慕われるくらい、コミュニケーションは得意な方。
親や先生は「考えすぎず、もっと気楽にしたら?」とアドバイスをするが、「もう放っておいてよ」と本人が嫌がるので、大人は、はれ物を扱うようにしてしまう、どう関わればいいかわからない状態。
(普段は、穏やか。筋の通った鋭いことを言うが、さみしがり屋でもあって、半分大人、半分子どもな印象とのこと)
本人の日頃の言動を聞くと、または親御さんからの話で、謎だった本当の理由がわかってきます。
あるケースでは、新任の担任の先生がきっかけでした。
先生はクラスをうまくまとめられず、授業中に男の子達が騒いで、女の子達のおしゃべりが多くなっている状態。
その子は、「先生、みんなになめられていて、かわいそう。皆、もっと静かにしないと。でも皆の気持ちもわかる。だって先生、正直言って、下手なんだもん。あ~、もう違う!そんなオロオロしたら、生徒に軽く見られるのに…。見てられないよ・・・」
1人の生徒なのに、まるで校長先生のように、新任の先生を気遣ったり、至らないところに心を砕いていたのです。担任のようにクラスの子達へも。
こんな言葉もあります。「もう!校長先生や学年主任の先生は何やってるんだろう?もっと新任の先生をサポートしてあげないと・・・」
立ち位置が「校長先生」をこえて「教育委員会の人」のようで、そりゃあ一人の生徒としては荷が重すぎてしんどくもなるよ、ということがわかりました。
このことを伝えると、「あれ?あー、そういえば無意識にしてたなぁ。別にしよう!と意識してやってたわけじゃないけど。だからしんどくなったのか。気づかなかった・・・(笑)」と本人も苦笑していました。
こういう個性の子達は、人を癒したり、助けたり、導く役割をもって生まれてきたのです。(もちろん本人の自由選択ですが)
(画像 Ernst Vikne)
人の気持ちに敏感だと、
担任の先生の気持ち、周りの生徒の気持ちなど、様々な気持ちに気づきやすく、影響を受けることがあります。
もちろん疲れることはあり、鈍感なら楽なのにと思うことはあります。
でも敏感な個性でしあわせになるには「人の気持ちに敏感だから、しんどくなる。原因は敏感さだ」という見方だけでは足りない、と私は思っています。
なぜなら「こんな個性、いやだな」と思うと、゛敏感な個性”も悲しくなって、持ち主である゛あなた”を幸せにしたい♪なんて思えないのです。
「こんないい面も、あるんだね♪」と思うと、゛敏感な個性”も嬉しくなって「あなたをどう幸せにしようかな?」という方向へ変わっていきやすいのです。
わかりやすく子どもっぽい表現をしましたが、物理学の量子力学でも説明できるようです。
もちろんしんどくなる面を、しんどくならないように、少しでも楽になれるように、大切にケアすることはとても大事。
それだけでなく、上記の敏感ちゃん達のように、
まず「これほど人の気持ちがわかり、何とかしてあげたいという指導者のような個性が、生まれつき自分にはあること」に気づくことが大切です。
この個性は、あなたの生まれてきた意味であり、しあわせになる為の道しるべとなってくれるでしょう。
あなたや、あなたのお子さんの中には、どんなステキな敏感ちゃん・君(個性のこと)がいますか?
゛敏感な個性”も、気づいてもらえることを待っていますよ。
ブログにて、今週のブログは「競争が苦手?!敏感ちゃん・君」です。こちらからどうぞ。
子どもメンタル研究所 岡田奈美子(スクールカウンセラー)
(11月11日土 敏感さで生きやすく、育てやすくなる潜在意識へのアプローチを学びます。ご予約受付中。12日日キャンセル待ちです。)
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