こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、毎週金曜20時に配信です)
敏感ちゃん・君は、周りからみると「過敏」にみえることがあります。
(本人にとっては普通なのですが…)
エレイン・N・アーロン博士の「ひといちばい敏感な子」(明橋大二氏訳、一万堂出版)にもありましたが
「体全体で、あらゆる出来事を敏感に正確に感じ取っているのです。」(「ひといちばい敏感な子」p,37より)
普通の人よりも、感じる力が深く、細かやかで、豊かです。
(Photo by Earl-Wilkerson)
親や学校の先生よりも、ずっと感じとる力が高度なのは、魂レベルが新しく高いから。
「子どもなのに」ではなく、「子どもだから」なのです。
私はよく「1時間しか会っていないのに、どうしてそんなに相手のことがわかるの?」と不思議がられることがあります。
お子さんにもありませんか?
新学期が始まったばかりの初日に「あのクラス、ムリだ…」とか
会ったばかりの人に「あの人、どうも苦手なんだよね」と、家でぼそっと言ったり。
でも大人は、目の前の子供につい言ってしまいます。
「決めつけないで、もっと関わってみたらどう?」
「あなたは、すぐ勝手に答えを出してしまうでしょ?それって悪いクセだよ」
そして心配になります。「この子、すぐネガティブな答えを出すけど、結局逃げているんだよ。あーあ、どうしてこんな弱い子になっちゃったのかな?」
でも敏感ちゃん達からみると、「ダメってすぐわかるのに、まだこれ以上関われというの?(ひどいなぁ…)」
「決めつけているのは、大人の方なのに(でも言い返しても、わかってもらえないのがわかるから、もう言えない・・・)」
「すぐにわかる感覚をわかってくれない人ばかり・・・。わからない方が楽なんだな。生きるってつらいな。こんな性格、全然イイコトがない…」
そんな風に、どんどん自信を失ってしまいます。
情報を高く、深く受け取るのは、やはり疲れるもの。その上に、誰にも理解されないのは、かなりつらいのです。
自分のありのままの個性をわかってもらえない、共有できないというのは、
人と関わって、こころの通ったコミュニケーションを大切にしている敏感ちゃん・君たちにとっては、とても悲しいこと。
生きる力が湧いてこないほど。
もしご自分のお子さんが、こんな敏感な子どもだとしたら、
どうか先入観をもたずに、受け入れてみて下さい。
ご自分のことなら、周りの人の意見ではなく、自分のハートからくる感覚を大切にして下さい。
(※発達障がいの特性がある場合は、特性に合ったサポートが必要です)
「わかってもらえる」「自分のありのままの気持ちを話せる」ことは、本当に嬉しいもの!
「生まれてきてよかった♪」「よし!がんばろう」という気持ちに自然となっていけるのです。
そんなキラキラした気持ちで、やる気いっぱいなお子さんに育ってほしいと思いませんか?
あなたご自身なら、そんな風に生きたいと思いませんか?
(Photo by Aleksandra Dolzhenkova)
とても優れているうちの一つは、「周りのエネルギーが自分に合うかどうか、わかる」ところ。
だから合うとなったら、とてもすぐにいい影響がでてきます。
一度行っただけで「あの場所の雰囲気、大好き!」と、人が変わったように明るくなったりします。
(もちろんある程度、境界線をはったり、周りの雰囲気を自分から変えることだって、自由にできるのです)
敏感な個性の人達は
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚のどれかが優れていることもありますが、
なによりも第6感がとても優れているのです。
つまり多くの人が気づかないことを、見ている、感じているのです。(人によってどう見える・感じるのかは様々です)
その反対に、皆が気になることが、意外と気になりません(笑)。
そういう感覚は、何も特別なことではありません。
もともと私たちの祖先は、第6感をもっていましたが、しばらくの間、退化していたようなのです。
それが、最近の子ども達(一部の大人達にも)には、そなわっているのです。
それがあると、「大勢の人の役に立って、みんなとしあわせに生きられる」から、授けられたのかもしれませんね。
不安に思うことなく
また特別意識をもつことなく
「このすばらしい敏感さという能力で、周りの人たちとしあわせに生きていこう」という方へ目を向けて頂けたらと思います。
敏感さは、「才能」です。
みんなで一緒に、才能育てしていきましょう♪
今週のブログの記事「なぜ敏感な子ども達は理解されづらいの?」(毎週火曜配信)はこちら
子どもメンタル研究所 岡田奈美子(スクールカウンセラー)
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