こんにちは、岡田奈美子です。
7月24日(月)NHKあさイチの「シリーズ発達障害(“ほかの子と違う?” 子育ての悩み)」で、特性のひとつに「気持ちの切り替えが苦手」が紹介されていました。
この特性、HSP・HSCをはじめとする敏感な個性の人にも似たような感じの人は多いので、間違いやすいと思います。
(画像 MLazarevski)
発達障害(自閉スペクトラム症の場合)の特性には、人の気持ちがわかりづらい、場の空気が読めないなど「人間関係で“察する能力”についてのつまずき」が必ずあるとされています。
あさイチの今回の放送では、小6の女の子がかんしゃくをおこし、部屋に閉じこもった時、お母さんは「待ってるからね。(お母さんはあなたの)味方だよ」とメッセージを書いたボードを渡しました。
でも女の子は「(お母さんは)待ってない!(私の)味方じゃない!」のような内容を返していました。
女の子は「お母さんが私をわかってくれない!」「ゲームしたいのに、ダメって言われる!」と、自分の欲求を受け入れてもらえないことで、頭の中がパニックになっている印象でした。
わがままなのではなく、脳の機能に働きづらいところがある為「お母さんは、私のことを思って、こう言っているんだ」と“お母さんの思いに気持ちを馳せる”のが、普通の子どもよりはるかに難しいそうです。
一方、敏感な個性の子は・・・、
とても感受性が豊かで、人の気持ちがよくわかります。つまり心が柔らかい上に、細かく深いのです。
柔らかいからこそ、傷つきやすい。細かく深いからこそ、切り替えづらいのです。
長所は、短所なので、こういうことになるのです。
敏感な個性の子は「いいところばかりの良い子」のように聞こえるかもしれませんが、そうでもありません^^。
職人気質なこだわりは半端ないし、集中すると、ものすごいものがあります。優しいのに、意外ととても頑固ですし、プライドも高いです。
小さい頃は、かんしゃくを起こす子もいます。(ちゃんと理由があるのですが)
親は「かわいいんだけれど。でもわが子とはいえ、わかりづらいし、疲れる・・・。発達障害かも?サポートを受けた方がいいのかも?」と感じやすいのも確かです。
でも発達障害の子ども達に合うサポートは、敏感な個性の子には合わないことがあります。(合うのもありますが)
敏感な個性の特徴は、相手(お母さんの気持ち)をどれくらいわかっているか・感じているかというところ等にも表れます。
敏感な個性の子は、「私の子で、敏感だから、こう思っているのだろう」と親が推測しているよりも、もっと深く鋭いことに気づいていることが多いです。
親本人さえ気づいていない親の無意識の思い・苦しい思いにも気づき、ほんわりと癒してあげたいとさえ思っています。
セラピーでも、「こんなことまで気づいて、思っていてくれたんですね」と驚かれるくらい、子どもは親のことに細かく気づき、幸せにしてあげたいと思っているのです。
(お母さんが疲れて 暗い顔をしている時、お父さんが一方的に決めつけお母さんが何も言えずに傷つきながら黙ってしまい、家の中が悲しく冷たい雰囲気になった時、敏感ちゃん・君は、とても楽しい話や笑える話を「この間さ~」とそれとなく言ってくることがあります)
敏感な個性の子は、お母さんやお父さんが「一人で頑張って、子どもの為に完璧な親にならなければ!」というような(本当は孤立した)気持ちにまっ先に気づきます。
なぜなら「人の気持ちに敏感だから」そして「お母さん達に幸せになってほしいから」
何より「そんなことをしても、誰もしあわせにならないと知っているから」。
もちろん敏感な個性の子どもも人間なので、甘えたいし、わがままだって言いたい。ゲームが好きな子は、ずっとやっていたい!、と思ってもいます(笑)。
それでもお母さん達、大人が抱えるマイナスの気持ちや押し殺した悲しみに気づいて、何とかしてあげたいと思っているのです。
(つらい思いは、特に悲しい過去のある人だけにあるのではありません。部屋にたまるゴミのように、誰にでもあるもの。先祖や今までの転生の記憶も含みます。
だから「えっ?わが子にそんな風に思われるほど、私って不幸な人なの?」と思う必要はなく、たまる→掃除→たまる→掃除を繰り返せばいいのです^^)
先日、セラピーでお会いした(スカイプでしたが)方もそういうケースでした。
(画像 kebre001)
お母さんは「子どもの為に、なんでもしてあげたい」と思います。
でも子どもは「お母さん、大丈夫?今、なんか一人で頑張りすぎてるよ^^もっとハッピーに生きようよ♪」と伝えたくてしかたがないのです。
魂レベルが大人より高いので、親の思いより、深くて細かい愛で親を見ています。
子どもなので、的確に言えず、たまった思いが「学校行きたくない」や「お腹イタイ」で表現しているだけなのです。
お母さんが、子どものことばかり思っていると、子どもだって、自分のことよりお母さんのことばかり思ってしまいます。
それより「一緒に、それぞれがしあわせになるにはどうしようかな?」と思うこと、
これが敏感ちゃん・君が望む「新しい子育て」だそうです^^。
「愛という自己犠牲」から「一緒に育ちあう愛」へ♪
先日のブログ「ひといちばい敏感な子って、親が甘やかした、わがままな子と言われるんですが?!」はこちらから。
子どもメンタル研究所 岡田奈美子(スクールカウンセラー)
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