こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、第1金曜日20時の更新です)
敏感な個性の子ども達(HSC・HSP・エンパス・クリスタルチルドレン・インディゴチルドレン達)は、大人からみると「うん?なんか普通とちがう反応をする子だな・・・」と感じるところがあります。
「かわいいんだけど、いちいち面倒くさいよ」
「扱いづらい」
「自分の子なのに、どう対応していいかわからない」など。
今、発達障害という言葉が広く知られてきました。
だから「うちの子って、もしかして今よく聞く“発達障害”かも?」と思われる方も多いです。
大人の人も「あれ?じゃあこの性格は発達障害?」と思うことも。
私は、小・中学校でカウンセラーをしているので、学校で、敏感な子・発達障害の特性の高い子、両方の個性の子によく出会いますし、ご両親とも面談を頻繁にしています。
個人でしているセラピーでは、主に、敏感な個性の本人と、その親御さんにたくさんお会いしています。
(日本中、敏感な人って本当にたくさんいますよ♪そんな子人と子どもの成長と活躍が、私はとっても楽しみです^^。)
ただ、時々、個人セラピーで「うちの子は敏感みたいで・・・」とおっしゃって来られる場合でも、「うーん?敏感な個性かな???」と思われるタイプのお子さんのケースがあります。
どちらかというと、発達障害の特性が高いとみられる場合です。
そういう時は、発達障害について大切な知識と適切な関わり方などをお伝えしています。
(「診断」は、お医者さんがするものですが、全員が診断を受けるべき!というわけでもありません。「検査」だけでも十分な場合もあり。)
敏感な個性と発達障害、その人の反応は、一見同じ「過敏」にみえるかもしれません。
かんしゃくを起こす
引きこもる
しんどくなって、学校に行きたがらない
気持ちの上がり下がりが、とっても大きい等。
でも原因となった個性を、深くみていくと、
敏感な個性と発達障害の特性は、やっぱり違います。だから対応策も違います。(両方ある人もいます)
敏感な個性だと、
発達障害の特性のリストをみていると、「当てはまっているところも一部あるけど、でも当てはまらないところの方が多いな~。」とか、
「人の気持ちを読み取るのが苦手?それは全く違うわー。読み取りすぎる、というのなら当たっているけれど」とか、
「たしかに過敏だけど、実年齢以上にしっかりしているし、とにかく優しいんだよねー。」とか、
「強い思い込みとか、激しいところがあるけど、けっこう筋は通っているんだよね・・・。大人びた発想ができるし。かといって自閉スペクトラム症(旧アスペルガー症候群)のような感じでもなくて・・・・」そんな思いが色々とでてきます。
敏感な個性の大きな特徴は
・人の気持ちがよくわかる
・深くて、細やかなこころのコミュニケーションができる
ここが、際立っている場合が多いです。(個人差あり)
素晴らしい特徴ですがいいことばかりではなく、問題や悩みを引き起こすこともあります。
敏感な個性と、発達障害が原因で起こる問題や悩みは、意識の上でよくしようとしても、簡単にはいきません。
敏感な個性の場合、「気にしないでいこう!」と言われても、気になりますし、
「傷つくのはやめよう!」と思っても、傷つくからです。
だって、わざとやっているわけではないからです。
だから、敏感な個性“敏感ちゃん・君”が住んでいる「無意識(潜在意識)」と仲良くすることが、一番いいと私は思っています。
私自身も、悲しいことがあった時、とっても凹みます><。
大人なのに、この人、大丈夫?って驚かれるくらい^^、気持ちが荒れて、泣いたりもします(人前では一応抑えますが)。
「そんなの考えたって、起こったことはしょうがないでしょ!」と言われても、悲しいものは悲しいし、自分の大切な気持ちにウソはつけません。
(中学校では、ばっさり気持ちを変えることができる人を評価する傾向が^^)
そう、敏感な個性の人は「自分にうそをついて生きる」ことをしません。
これは、よく誤解されますが、「弱点」ではなくて、「強み」です^^。
悲しい気持ちはごまかせないし、「なかったこと」にはできないのです。
だからこそ、潜在意識(無意識)から「今、悲しみを感じているこころ」を癒し、自然に「そっかー。昨日は悲しかったけど、なんだか心が軽くなったよ」と心が変わっていける生き方が敏感な個性には合ってるかな、と感じます。
一方、発達障害の場合は、脳の認知機能の働きが原因とされています。
だから意識的にトレーニング・訓練をすることが効果的と言われています。
もちろん、一部には革新的に、潜在意識に働きかけるアプローチをとる方もおられるでしょうけどね^^。
こうして文面で説明すると、硬い印象で、わかりづらいかも?と心配ですが、
一番大事なことは、敏感な個性or発達障害の特性
自分や子どもがどちらなのか、というだけで済むことではなくて、その人にしかない大切な個性や特性で、
「本人がしあわせに、周りと生きていく」ことができること
これが、一番の軸だと私は感じています。
子どもメンタル研究所 岡田奈美子
(小・中学校スクールカウンセラー)
敏感・HSP・HSC・ひといちばい敏感な子・不登校・エンパス・インディゴチルドレン・クリスタルチルドレン・発達障害・ADHD/ADD(注意欠陥・多動症)・ASD・自閉症・自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群・小学生・中学生・カウンセリング・アダルトチルドレン・相談