こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、毎週金曜20時に配信です)
敏感な個性の子どもによくある特徴として
「状況をよく把握してから動く」
(「ひといちばい敏感な子」P、24より抜粋 エレイン・N・アーロン博士著 明橋大二氏訳 1万年堂出版)があります。
ある敏感な子のお子さんのお母さんには「子どもがとても気難しくて、なかなか動こうとしない」
「かと言っていつもではなく、すぐ動く時は、理解度が深くて、大人が驚くほどです」というお悩みがありました。
「何か他の子と違う・・・」と思い、発達障害の検査を一応受けたが、発達障がいの特性はないとのことでした。
敏感な個性の子には、状況を理解しづらいのではなく「状況をよく把握してから動く」ことが多くみられます。
例えるなら、何かを思慮深く研究している学者のようです。
でも学校の先生など大人は「子ども扱い」をします(当たり前ですが)。
時間になったら「はい、これしなさい。ではそれをやめなさい。次はこれです」等。
(私はスクールカウンセラーとして小・中学校に勤務していますが、学校にはきっちりとスケジュールがあり、全員で動かないと、すぐに注意されることが多いです)
敏感で思慮深い子は、こういう扱いが我慢できません。
大人は「なんて扱いづらい子なんだろう。どうしてこんなに頑固なの?親が甘やかしているのでないか?」と思うかもしれません。
でも親の育て方ではなく、本人の生まれつきの気質です。
人は、魂・心・体の3つでできているのですね。
心と体は、誕生して少しずつ大きくなりますが、魂はもともと生まれつきあるものです。
「慎重に、物事を深く感じとる魂の持ち主」なのです。
ただ魂のレベルが、実年齢と合わないので、その凸凹さを「発達障がいかしら?」と思われることがあります。
「大勢まとまって同じ行動をしましょう!」という軍隊のような環境にはあまり馴染まないかもしれません。
敏感ちゃん達は、合わない環境にいると、周りの雰囲気を読む能力が高いだけに、とても委縮したり、また逆に暴れたり、「その場に不適応」な態度をすることがあります。
でもだからと言って、その子が「落ちこぼれ」では決してありません。
ただ「その環境が合わないだけ」です。
他の大勢の子どもたちと違っていると
「子どもが敏感すぎる!」
「親の育て方がよくない!」と言われたり、思うことがあるかもしれません。
でも敏感な個性は、生かし方次第です。
「思慮深い魂」で生まれてきたのは、ちゃんと意味があるからです。
それを生かしていけば、「世の中の為になって、自分も周りも幸せになっていけるよ」と、天から授かったプレゼントなのです。
敏感さは、才能です。
みんなで一緒に、才能育てしていきましょう♪
大丈夫!
「生まれてきてよかった♪」と思える子に育っていきますよ。
心から応援しています。
「敏感で繊細な子が学校に行けないのはなぜ?」(ブログ毎週火曜)はこちら
子どもメンタル研究所 岡田奈美子(スクールカウンセラー)
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