こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、4・7・10・1月の第1金曜 20時に配信です)
もうすぐ新学年が始まりますね。
学校の再開ですが、都道府県ごとに事情が異なるので、対応は様々のようです。
コロナウイルスという初めての緊急対応に、賛否両論があるのは当たり前ですし、人間それぞれ立場が違うので、色々な感情をのせた意見が飛
私たちは自分が不安になると、つい自分より上の肩書をもつ人を「もっとしっかりやってよ!」と自分の不安をぶつけてしまいがちです。
「政府はダメだ。(自分の住む)都道府県は危機管理ができていない」と、ますます自分を不安に陥れます。(もともと自分が不安なだけなのですが)
又メディア(マスコミ)は国民の不安を煽ることで注目を集めようとすることもありますから、テレビを観て更に心配になってしまうのですよね。
こんな時は、必要な情報はメディアからとった後は、ある程度テレビを消して、距離をおくことも大事になります。
政府とは違う見解・意見を言うのは大事ですが、自分の不安から国や都道府県をやみくもに責めるのは違うかな、と思います。
不安でいっぱいで誰か偉い人を「ちゃんとやらないから!」と責める傾向をHSP・HSCさん達は「…」と悲しい気持ちになることも多いでしょう。
しかし、周りに影響されやすいということは、周りに影響を与える力も潜在的に高いのです。
できることからしていきましょう。
まずは自分の内面の安定を一番に考えて生活することが欠かせませんね。
(もちろん手洗い・行動を控える等の現実の対応も同時にしますが)
敏感な個性をもつ人なら、
・大勢の人のいる所を避ける
・ガヤガヤした所には行かない等、「普段からしてるなぁ」とあまり違和感がない人もけっこういるかもしれません。
思春期の敏感な子ども達は、普段からマスクをしている人も多いので、「それも普段からやってる。だからマスクの在庫、めっちゃある(笑)」と言う子も多いです。
「自分って、表面的な人間関係ばかりだとすぐ疲れて、一人で部屋にいることも多いし、変わってるんかな?人としての価値、低いって感じ?と、日ごろ引け目を感じてたけど、
今回のコロナで、のびのび家にいられて久しぶりに気持ちが緩んだ~」という声もあります。
日頃から「周りとちょっと(かなり)違う自分」に、大なり小なり引け目や罪悪感を抱いているんですよね。
今回それに気づいたことで「自分の価値」に関して修正する機会が来ている人も多いのです。
HSP、HSCを始めとする敏感な個性をもつ人は、大勢の人が気づかない、深くて大切なことに気づきます。
「ちょっと!それに気づくって、実は才能だよ!」といつも伝えていますが、本当に「宝」としか言いようのない特徴です。
(長所 = 短所 の典型ですね)
自分では、意外と知らないままで、むしろ「変わっていてよくない」と引け目を感じていることも多いですが。
「敏感な感性で、感じとったこと」は、深いレベルで「正解」です。
大勢の人達は、ただ「それに気づいていない」だけなのです。
そういう気づき・感じたことを、柔らかく伝える手段を身につけることで、きっと自分と周りがもっと自然に生きやすくなり、
自分も「敏感な個性」に生まれついたことへの自信がついてくるもの。
「元気になってほしい」と大人に願われても、まずは「自分への価値」を“えへへ、自分ってこんなにいいものなんだぁ”と思えるような状態でいること、これが一番効きます。
親に「私がこんなに愛しているのに、大切にしているのに、いつまでも敏感で…」と心配されるのはつらいし、「それってちょっと違う…」と感じてしまうんですよね。
「私(僕)は面倒をみられるような、弱い人間なんだ…」と暗く思ってしまうから。
そして「人は、それぞれ自分の幸せは自分で決めるものだよ」、
「せっかくの愛を心配に変えないでね」って、魂が教えてくれるから。
敏感な個性は、感受性が豊かなので、その分傷つきやすいし、凹みやすいです。
でも違う面ではもっと自由だし、明るいし、考え方も柔軟です。でも心配されると、そういう所が表に出なくなるんです。
だけど今回、周りの皆が大変な気持ち、閉じ込められたような暗い思いでいる今の時期、敏感な個性で、今まで隠れていた面が表にでてくる機会が増えると感じています。
敏感な個性の人は、「人を幸せにすること」や「人を癒すこと」に全力を注ぐタイプが多いです。
きっと今回の非常時にも、自然に周りの人達を癒したくてウズウズしているかもしれません。
だからこそ自分の内面を更に豊かに穏やかにしていくことは欠かせません。
今回、外での活動が自粛される今だからこそ、さらに心の深い所にいる魂さんと対話して、もっと「安心感」を感じられるようにしてきましょう。
その温かい気持ちは、どんどん広がって周りを癒していくでしょう。
これから新学年が始まり、学校生活も始まります。
学校が再開されたら、手洗い・消毒エタノールを使う等、色々と気を付けることはもちろんですが、
「しなくてはいけないこと」をどんな風に変えたら、気分よくできるようになるかな?という思考をもってすることは
敏感さをもっと生かし、皆と生きやすくなる第一歩になるようが気がしています。
来週のブログでは、敏感な人が「心地よく過ごすための」マスク・消毒用エタノール等についてお話しますね。
※HSP・HSC、エンパスは、発達障害の特性と優劣はありませんが、違うものです。
また今回のケースが全ての人には当てはまらないことをご了承下さい。
「敏感でもっと幸せな人になれる♪魂レベルの子育て・自分育てをしよう」(ブログ毎月第1火曜)はこちら
岡田奈美子(公認心理師・スクールカウンセラー)
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