こんにちは、岡田奈美子です。
敏感な個性をもつ子どもと大人
(HSP・HSC・クリスタルチルドレン・エンパス・インディゴチルドレン等)の
生きづらい悩み・不登校・孤独感・問題行動・発達障がいの疑いなど
敏感ならではのつらい問題を癒し、
個性をいかし、その人らしくしあわせに生きるためのサポート活動をしています。
公立の小学校・中学校のスクールカウンセラーでもあります。
(写真 helmuthess)
私は生まれた時から、こわがりで、敏感な子でした。
変化が苦手で、入学式やクラス替えの度に「学校、行きたくない~!」と大泣きし、母を困らせていました^^。
学校の予防接種の時には、順番に並んで待っているときに、注射をされる子をみるだけで、泣いて固まってしまう子どもでした。
痛いというみんなの雰囲気を感じて、こわさでいっぱいになるんですね。まだ自分は注射されていないのに^^。
母は、敏感でこわがりな私のことで、保健所で「お母さんの愛情不足です。もっと構ってあげて下さい」と言われたりもしました。(今でもこんな誤解がありますね)
でも今は、そんな敏感さのナイーヴなところを日々ケアするようになり、
ステキなところをいかし、敏感な個性と仲よく生きる方向へ歩んでいます。
敏感でしんどい面が、全くなくなるわけではありません。
周りから見て‟ささいなことで”とっても傷つくことはあります^^。
でも、だからこそ、そこから出来事が起きた意味を感じとり、立ち上がり成長していく柔らかい強さを
「敏感」という個性のおかげで、学ぶことができていると感じています。
自分の中に住んでいる「敏感ちゃん」「敏感くん」を愛して、傷ついた心をほんわりとケアしてあげると
自分の柔らかい中心に戻ることができるのです。
大人になってから、教育関係の仕事を通し、その人にしかないオリジナルの個性が輝いて成長することのすばらしさを知りました。
それが可能になるのは、その人にとって、いい出会いがあるかどうか。そのサポートができるなら、とスクールカウンセラー・セラピストの道へ。
スクールカウンセラーになり、不登校をしている子、傷つきやすい子ども達に多く出会いました。
真剣に関わるうち、ものすごいことに気づきました。
「弱い子」「問題のある子」「しんどい子」といわれて会ってみると・・・。
その子達は、とてもピュアで敏感な個性だったのです。
弱すぎて、現実から逃げているといわれた不登校の子は、
だれよりも我慢強くて、家族思いの子でした。
攻撃的な問題児と言われた子は、
深いやさしさを隠していた器の大きい子(かなりのツンデレ君ですが^^)。
周りが理解できない言動をしていた子は、
発達障害の特性というよりは、右脳タイプで、感受性が豊かな芸術センスに満ちた子。
本人も周りも気づかないままで、その人のなかに住む「敏感ちゃん」や「敏感くん」がストライキを起こして、「問題」を創っていたのです。
①敏感さのマイナス面をケアして
②プラス面が輝くようにサポートすると
その子達は、自信をとり戻し、明るい表情になりました。
親は「マイナス面にはこう対処すればいい。
うちの子に、こんなプラス面があるなんて・・・。安心しました♪」と
優しい気持ちで子育てできるようになり、じっくり時間をかけていくことで
不登校や生きづらい悩みが解決・改善していきました。
敏感な子どもに悩んでいた時にはバラバラになっていた家族が、結局その子のおかげで、皆がもっと仲良くなれたケースもかなりあります。
(これが、敏感さが際立つ人のすごさです♪)
私たちのなかに住む「敏感ちゃん・敏感くん」は、誤解されやすく扱いづらそうですが
本当は、魅力を秘めた存在です。
たしかに敏感だと、ささいなことにも傷つき、人のなかにいると、疲れやすいこともあります。
でもそれは、類いまれなピュアさがあるからこそ。
私たちのなかに住む「敏感ちゃん・君」は、潜在意識のなかにいます。
だから潜在意識を気持ちよくお掃除したり、ホンワリしあわせにしてあげたりすると、外の世界にもそれが映し出され、少しずつ生きやすくなっていけるのです。
だから、今、あなたが敏感すぎて、しんどい状態であっても
敏感な子をもつ親として、どうしてあげたらいいかわからなくても
大丈夫、必ず、道はあります。
HSP・HSCをはじめとする敏感な個性は、本来その人と周りをもっとしあわせにするために授けられたものなのです。
自己犠牲をやめて、敏感なすばらしさを生かせるように、私たちのなかに住む「敏感ちゃん・君」と一緒に生きていきましょう。
子どもメンタル研究所 岡田 奈美子