敏感?それとも発達障害?

こんにちは、岡田 奈美子です。

“発達障害”という言葉が、最近よく知られるようになってきました。

一方、学校や社会で、

「普通とは違う」

「手間がかかる」

「どうしてこんな反応をするのかわからない」と感じてしまう子どもや大人に対し、

「発達障害かも?」と周りや自分が安易に誤解するケースが増えています。

でもチェックリストをみても、

「なんだか自分(or子ども)には当てはまらない・・・」と思う場合、

それは“敏感な個性”かもしれません。

(写真 ワン太郎)

特徴として

・人の気持ちを感じやすい

・よくないエネルギーに敏感で、疲れやすい

・生きるのが不器用

・年齢に合わない人生の叡智を知っている

・こわがり

・一人でいる時間が大切

・感受性が豊か

・競争・争い・対立が苦手、または関心がない

・人を癒したり、和ませたりすることが自然とできる(本人は無自覚)

(私が出会った敏感さんの主な特徴です)

 

他にも、色々ありますが、

エレイン・N・アーロン博士は敏感な個性を、

Highly Sensetive Person(HSP とっても敏感な人)・Highly Sensetive Child(HSC  ひといちばい敏感な子)と名付けました。

ローズ・ローズトゥリーは、エンパス(共感力)と呼びます。

またインディゴチルドレン・クリスタルチルドレン・レインボーチルドレン等と言う人達もいます。

それぞれ少しずつ概念が違いますが、私からみると、ざっくり簡単にまとめると同じ仲間に入ります。

(アーロン博士は、HSPとエンパスを一緒にされることに賛成ではないようです。

私個人は、分類を議論することより、敏感な人達の役に立つことが一番なので、同じ仲間と捉えています)

アーロン博士やローズトゥリーの研究では、敏感な人は、5人に1人いるそうです。

敏感な個性は、

発達障害といくつか特徴(感覚過敏・こだわり等)が似ているので、

間違われることがあります。

発達障害・敏感さ、どちらもある人もいます。

 

一方、最近では、自分や子どもが発達障害の特性があるのに、

それを認めたくなくて「私は発達障害じゃない!HSPだ」

「うちの子は障害でなく、HSCです」と捉えてしまう方もいます。

でも、発達障害の特性があるのに、

適切なサポートを受けないと、一番困るのは本人なのです。

 

 

たしかに自分or自分の子どもが発達障害だと知ることには抵抗はあるのかもしれません。

でもそれは発達障害を誤解していることが原因です。

「障害」という名前がついているので、

自分や子どもが一生治らない苦しい病を背負っていかなければいけない印象がありませんか?

「何かが欠けている」

「他の人より劣っている」

「普通ではない人」

発達障害に、そんなイメージをもっていませんか?

 

発達障害という言葉は、近年、人間がつくったものです。

平均よりできる・できない凸凹の多い人・子どもに、よりよいサポートをする為、

便宜上「発達障害」という分類を作ったのです。

私個人は「障害」という言葉は、適切でないと思います。

なぜなら、人は皆、多かれ少なかれ凸凹があるからです。

凸凹があるからこそ、その人らしく他の人とつながれる。

その人が困る時は、人に助けてもらってつながれる、

それが人間の素晴らしさだと思いませんか?

本来どんな人にも、それぞれ得意・苦手・好き・キライがある。

でも、凸凹がかなり大きい場合は、もっとサポートが必要になる。

それを、発達障害と呼ぶのです。

発達障害の特性がある場合、

本人にあった適切な理解とサポートが大切です。

(でないと自己価値が下がったり、周りとの衝突が起きたり、

二次障害がおきてきます)

(写真 Nicholas_T)

発達障害か、敏感な個性か、どちらもあるのか、

それぞれによって、対応や関わりは変わります。

だから、まずは

ご自分やお子さんの個性・特性をよく知ることが大切です。

発達障害の検査については、各自治体や医療機関に問い合わせるといいと思います。

大人の場合は、保健センターなど。

子どもの場合は、家庭教育センター(旧児童相談所)など。

敏感な個性には、医学的な検査・診断はありません。

発達障害とちがい、国の支援もありません。

今のところ、アーロン博士のHSP・HSCチェックリスト(文の終わりにリンクをはっています)や、

ローズ・ローズトゥリーさんの「エンパシー 共感力のスィッチをオン/オフしよう」VOICE社という本に、チェックリストがあるくらいです。

私の個人セラピーでもしています。

敏感な個性や発達障害は「困ったこと」ばかりクローズアップされがちです。

「困ったこと」だけに注目すると、

本人も周りも、かなり疲れます。

特に子どもには、自分をまるごと理解してくれる大人の存在が、一番大切です。

もしご自分が小さい頃、敏感すぎて、親や周りから理解されなかったのなら、

今から自分を育てなおしてあげましょう。

遅すぎるということはありません。

敏感なあなたの個性を、もっとラクに生きやすくしてあげましょう。

 

お子さんの場合は、「今」がとても大切です。

敏感な個性には、大人には理解しづらい面がたくさんあります。

「私の子なんだから、わかって当たり前なのに!」と

自分を責めたり、子育てに疲れたりする方が大勢います。

でも、あなた自身がつらさやしんどさを吐き出して、

敏感なお子さんの本来のステキな個性を知ることで、

あなたもお子さんも、もっとラクに楽しんで生きられるようになっていきます。

セラピーやワークショップでも、敏感な人と家族のサポートをしています。

あなたの心にいる「敏感ちゃん・君」、

あなたのお子さん「敏感ちゃん・君」が、

「生まれてきてよかったな」と思えるように、育て合っていきましょう。

セラピーの最新スケジュールはこちら。

毎週火曜日に「敏感な個性」についてのブログを書いています。

子どもメンタル研究所 岡田 奈美子

 

著作権のため、ここには載せられないので、アーロン博士のチェックリストのリンクをはっておきます。(掲載許可を頂きました)

敏感な子ども用 HSCチェックリスト

敏感な大人用 HSPチェックリスト

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